第１章　魔王城３F

戦闘前

魔人　フローラス：
なんで…魔王城3Fまで侵入を許すかな〜

魔人　アイズ：
まぁ…いいじゃない
魔王城は10Fまであるんだし♪

魔人　フローラス：
いや…ダメでしょ…
そもそも城門前の魔兵は何をしていたのよ…

魔人　リリィ：
どうやら、やられたようですね
察するに奇襲かと…

魔人　フローラス：
はぁ…少数精鋭って本当に嫌いだわ
軍隊で来るならそれなりの準備はできるのだけど
少数で来られると どうもね……
で、そう言えば聞いてなかったけど
侵入してきた相手って誰？

魔人　アイズ：
勇者らしいわよ

魔人　フローラス：
くぁｗせｄｒｆｔｇｙふじこｌｐ！！

魔人　リリィ：
ま…魔王様！？　大丈夫ですか！？

魔人　アイズ：
出たｗｗｗ　勇者恐怖症ｗｗｗｗｗｗ

魔人　フローラス：
ぐぬぬぬ……
アイズ…リリィ…私は弱いから2人とも頼むわよ

魔人　アイズ：
さ〜いぇっさ〜♪

魔人　リリィ：
了解！　任せてください
くれぐれも前に出ないよう気をつけてください　魔王様！

戦闘中

魔人　アイズ：
ねぇフローラスちゃん 1つ聞いていいかしら？

魔人　フローラス：
何かしら？

魔人　アイズ：
どうしてここのフロアには劣等魔兵ばかりなのかしら？

魔人　フローラス：
ここにいる大量の魔兵は 私がこの第25魔王城に就任する前の責任者が無計画にガイコツ兵をたくさん購入していたらしいの
それで、使われずに何百年も放置されていたらしいわ
ま、この際いい機会だから死蔵として残っていた魔兵がどの程度通用するか
見ておこうと思ってね

魔人　リリィ：
魔王様… 非常に言いにくいのですが…
侵入者相手にものすごいスピードでやられています…‥

魔人　フローラス：
…… 処分しようか…

魔人　アイズ：
ｗｗｗｗｗｗ

戦闘終了後

魔人　リリィ：
敵の無力化、及び拘束に成功！戦闘終了です

魔人　フローラス：
よし…

魔人　リリィ：
この人間達の処遇はどういたしますか？

魔人　フローラス：
地下8階の牢屋に入れておいて

魔人　リリィ：
了解しました！

魔人　フローラス：
ふぅ……
何とかなったわね…
あ〜怖かった〜

魔人　アイズ：
相手弱すぎｗｗ
準備運動にすらならないわ〜

魔人　フローラス：
あんたはそもそも規格外の魔人だからね…
そもそも相手が強かったら私が困る

魔人　アイズ：
そう…？
強い方が楽しいわよ？

魔人　リリィ：
そうですね…
あまりにも弱い相手と戦うと
どうも一方的になってしまい
何と言ういますか…
殺すのを躊躇ってしまいますね…

魔人　フローラス：
人間相手にそんな感情は不要よ
と言うより、あなた達２人とも
魔人の中でも化物の枠に入るから……
そのあたり自覚しときなさい

魔人　アイズ：
そう言うフローラスちゃんは
凄く弱いわね♪

魔人　フローラス：
私は戦闘なんて苦手だし
そもそも事務仕事の方が適任だし

魔人　アイズ：
でも、弱くても私は
フローラスちゃんに一生ついて行くわ♪

魔人　フローラス：
と言うよりアイズ…
私の事は魔王様と呼びなさい…

魔人　リリィ：
同じく私も…
フローラス様に出会ったときから
そう誓っています

魔人　フローラス：
魔王様と呼びなさいって…！
まったくもうっ！

第２章　第壱回　魔王城会議室　に続く