第３章〜第４章　城内会話

第25魔王城

魔人　フローラス：
……

魔人　リリィ：
魔王様…
魔兵の配置が完了しました

魔人　フローラス：
ご苦労…
ところで…アイズは？

魔人　リリィ：
アイズさんは
ミーティアさんとお茶してます

魔人　フローラス：
すぐに呼んできてちょうだい

魔人　リリィ：
了解しました！

魔人　アイズ：
呼ぶ必要ないわよ♪

魔人　フローラス：
ふむ…来てくれたのね…
良い心掛けよ

魔人　アイズ：
話は聞かせてもらったわ
人間達が攻めてくるらしいわね

魔人　フローラス：
ええ、前線の魔王城が
一気に壊滅したから
私達が何とかしないといけないのよ
まあ…そもそも、
私達がここに来たのなんてつい最近だし
ここに就任していきなり
この規模の戦争を人間達が
仕掛けてくるなんてね…
それで、リリィ…
相手の規模は？

魔人　リリィ：
敵は、かなりの数です
この魔王城にいる魔兵と魔竜を
全て出陣させました

魔人　フローラス：
敵の数は多そうね…

魔人　リリィ：
はい…
物凄い数です…

魔人　アイズ：
しかし、妙ね…
どうして人間達は
私達と戦争しようと思ったのかしら？
と言うより、人間達の進撃の速度が
尋常じゃないわね

魔人　フローラス：
そうね…
私の予想では
何かしらの力を得た…
その可能性が高いわね…

魔人　アイズ：
なるほど〜

魔人　フローラス：
でも、その人間達を
迎撃するために
私達、魔王軍が存在しているのよ
だから、相手が誰であろうと
私たちの役目は変わらない

魔人　アイズ：
ふふ♪
フローラスちゃん頼りになるわね〜♪

魔人　リリィ：
魔王様、追加報告なんですが
先日捉えた《勇者》とは別の
《勇者》達もいると報告があります

魔人　フローラス：
ひぃ……！

魔人　アイズ：
フｗロｗーｗラｗスｗちｗゃｗんｗ

魔人　フローラス：
いや…落ち着け私…
これも仕事だ…勇者なんて怖くない…
怖くない！怖くない！
はぁ…はぁ…
リリィ…アイズ…

魔人　リリィ：
何でしょうか？

魔人　アイズ：
どったの？

魔人　フローラス：
敵の軍勢を相手にする際は
勇者を最優先で撃破しなさい

魔人　リリィ：
任せてください！

魔人　アイズ：
おっけ〜♪